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私が動物の写真を撮り始めたのは、
ある写真家との出会いがキッカケなのです。 もう10年近く前、私がちょっと厄介な問題で ものすごく悩み落ち込んでいた時に、 一枚のタテゴトアザラシの赤ちゃんの写真に出会ったのです。 その赤ちゃんアザラシのあまりに穏やかな表情に、 私はとってもホッとして、不思議なほど癒されたんですよ。 「ああ、動物の写真って、こんなにも 人の心を救う力を持つものなんだ!」 って、その瞬間、 ものすご~く大きな感銘を受けました。 その写真家とは、自らアラスカで生活し、 厳しい極北の大自然と向き合って、 多くの感動的な作品を遺された 星野道夫さん。 さっそく私は本屋で星野さんの写真集を手に取って、 そこに掲載されていたホッキョクグマの親子の なんともいえず慈愛に満ちた写真に鳥肌が立ち、 トドメを刺されました。 そして、私もこんな風に人の心に響き、 やさしい気持ちになれるような動物の写真を撮りたいって、 身体中に電気が走ったのです。 私には星野さんのように、厳しい大自然と向き合う 気力も体力も根性もないので、 街中のイヌやネコ、動物園の動物たちを撮り始め、 そこには野生動物ほどではないにしろ、 様々なシーンとの出会いに大きな感動があって、 すっかり夢中になり、のめり込んでいきました。 星野さんと比べると、スケールははるかに小さいものの、 今ではこのブログを通して、 私が撮った動物たちの写真を、 多くの方々に観ていただけるようになりました。 力試しにエントリーしたブログランキングでは、 お陰さまで皆さまの温かいご支援により、 長きに渡って上位をキープさせていただいて、 モチベーションを高く保ち続けることができ、 そのことにあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。 しかし、しばらく多忙な状態が続いていることもあり、 ここ最近、心身ともに疲労がかなり蓄積していて、 ランキングにおいてもっと上を目指そうという 意欲が低下してしまっているのを、 強く自覚している次第です。 それに以前から、趣味のブログにおいてまで、 ランキングで人と優劣を競うものなんだろうか、 ポイントの増減なんかよりも、 もっとずっと大切な価値観があるのでは・・ という深い疑問を抱きながら、 ダラダラと続けてしまったように思います。 そんな心に余裕が持てない状況で、 ‘順位の浮き沈み’なんてプレッシャーを感じながら、 無理して走り続けようとしても、 ついつい愚痴や弱音を吐くばかりとなり、 皆さまにも不快な想いをさせてしまうのではないかと、 懸念してしまいます。 そこでもっとお気楽なスタンスで、 私自身がのびのびとブログを楽しめるように、 昨日のアジサイちゃんの想い出写真を区切りとして、 ランキングから卒業させていただくことを決心しました。 今まで毎日、たくさんの方々に ポチっと応援していただいたことは、 私にとって何より励みになり、 更新の活力を大いに与えていただきました。 本当にありがとうございました。 これからはもっと自分自身をしっかり見つめながら、 私が動物写真を志した原点に立ち帰って、 今まで以上に皆さまにほのぼのとお楽しみいただける ブログへと成長できるよう、努力精進して参る所存です。 今後とも変わらぬご支援を賜り、 温かく見守っていただきますよう、 どうぞよろしくお願い致します。 今日の写真は、八木山動物園のホッキョクグマ、 カイくんです。 私の動物写真の原点は、 星野さんのやさしく慈愛に満ちた ホッキョクグマの写真と出会ったこと、 だから私は今でもホッキョクグマという動物に、 一方ならぬ思い入れを抱いているのです。 今日もコメントへのお返事、ゆっくりさせて下さいね。 これからはもっとマイペースで、のびのびガンバリま~す!
by tetsuro-w
| 2009-03-30 01:09
| 八木山動物公園
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Comments(20)
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大好きしろくま
at 2009-03-30 02:14
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tetsurow様。
野生のホッキョクグマは生命、愛情の尊さをひしひしと感じさせてくれる、素晴らしい動物だと思います。 私は、自分自身の長い入院生活や、母の入院中の看病時、 本当に辛く大変な日々に、 〔それでも生きる それでも生きたい〕 と思い、希望を持ち、 今こうして 生きているのは、 野生のホッキョクグマの写真を見たからです。 なんとも言えぬ、心の深い所で、 生命の尊さ、愛情、優しさを感じました。 何の力もないけれど、自分なりに、出来る事をしたいと思います。 カメラも時間もないけれど、出来る事したいと思います。 これからも宜しくお願いします。
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そうですね・・・
たくさんの方に見ていただけることは、ありがたくうれしいことですが。 これが「ねばならない・・」になって行くと きっと、はじめたときのお気持ちと違ってきたことでしょう。 たった、一人の人がファンで見てくれるだけでも幸せに感じます。 それや、普段会えない友人がこのブログでどうしてるかな? なんて様子を感じれることも、とっても意味があると思いますよ。 星野さんの、映画を昔見ました。そのころはまだあまり写真というものへの価値や、なにか??? ってわかってませんでしたが、 自分も 自分の心の中の声に聞いて進むと カメラを持っていました。
tetsurowさんも 星野道夫先生の作品に触れられて、進路に目覚められたのですねぇ。
私が、親しくしていただいてる オリンパスの 社員さんが皆さんで作っておられる掲示板で、 やはり 星野道夫先生に感動されておられるかたがいて、星野先生の作品が話題になることがあります。 若くして亡くなられて、とても残念ですが、自然とのホントウの心の触れ合いを感じる作品と、文ですよね。 時間が有り余ったって、写真は上手く撮れるものではないような気がします。この一年の経験上。 締め切りに追われて、時間がなくて必死に撮りましたから。 ポチ!
お写真と言うのは・・なんでもそうだと思いますが・・
写す人の心が反映されるものでしょうね、 動物を撮る時も、お花を写す時も~~・・t etsurowさまが、ホッキョクグマの お写真に魅せられましたように、 私はブログに出会うまで、動物さん達のお写真に 余り縁がありませんでした。 でも偶然の出会いで、tetsurowさまのブログに会い、 お写真を拝見して、又、楽しいコメントを読ませて頂いて、 ふっと、心が和んだのを覚えています・・ どうぞ、マイペースで、これからも、 この動物写真日記を続けられてください・・ 今日のお写真の素敵なこと・・!! 今日1日の原動力を頂きました・・ありがとう!!(*^^;;
ランキング。。。
難しい問題だとおもいます。 私も、思うときありますよ。 やめよっかな。。。 って(笑) でも、こうやってtetsurow様のブログに出会えることができて 動物写真の色々なことも勉強になり、励みにもなっています。 カメラのこと等に関してもすべて。。。 私は、tetsurow様の写真だけでなく 綴られてる文章も好きなんです。 「くすっ」って笑ったり「あぁ、同じだな・・・」とか思ったり。 これからもよろしくお願いします!
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nmariomama at 2009-03-30 17:32
そういう出会いをお持ちで幸せですね。
原点があるということはとても大切なことだと思います。 ランキングに関しては、それに参加されたということで、多くの方にこちらのブログが目に留まることとなり、それなりに有用だったのではないでしょうか。 ポチっとするのも楽しかったですよ(笑) 私はもうちょっと遊んでみようかな、なんて思ってます。 人それぞれの思いがありますね、ランキングって。 今日のカイくんのお写真も素晴らしいですね。 太陽に向かって顔を上げているカイくんの清々しい表情。 あ、今のtetsuro-wさんの心境ってこんな感じなのかなあ、、、、 と、勝手に想像しております^^ 毎日伺うのが本当に楽しみです、これからもどうぞ素敵な写真をお届けください^^>
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maccha1020 at 2009-03-30 17:53
私は、毎日tetsuroさんの撮られた動物の写真で癒されてますよ~!!
一枚一枚に、いろんな思いがこめられているからなんですね! 私なんて、自己満足の世界ですから、お恥ずかしい限りです(;^_^A 根っからのマイペース人間なので・・・。 今日のtetsuroさんの記事を読んで、少し反省しておりますヾ(´▽`*)ゝ アジサイちゃん、長野の茶臼山にやってきたんですか?\(◎o◎)/! 同じ県内と言っても、私の住んでいるところは一番南なので、長野は名古屋へ行くよりも遠いんです。 でも、これは一度、tetsuroさんの愛するアジサイちゃんに、ご挨拶に行ってこないといけないですねぇヾ(´▽`*)ゝ カイくんは、もしかしてナルシスト?(笑) 水面に写った自分の顔を眺めて、うっとりしているような・・・(*^m^*)
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愉意
at 2009-03-30 20:07
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星野さん、北極熊に襲われたって当時のニュースが流れたときは衝撃的でした。
きっとそれはご自身でも予知されていたような気がします。 いつまでもいつまでも残る写真に自然と生命の偉大さを感じます。どうか、あとを引き継いで頑張ってくださいね(*^_^*)
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まー
at 2009-03-31 08:00
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ふう~ん・・・10年近く前,大きく心悩まれる中の・・,とっ~ても大きなステキな出逢いがあって~,
そしてその後も,その都度ご自分の気持ちと向き合ったり,大切にしながら歩んでこられての, 今の,tetsurowさんならではの人生 があるのですね。 ステキ ですね。 これからも,そんなtetsurowさんならではのほのぼのブログ♪楽しみにしていま~す。
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tetsuro-w at 2009-03-31 09:09
大好きしろくまさま
大好きしろくまさんも、今まで大変なご苦労があって、 そんな中でホッキョクグマの写真との出会いがあり、 そこから生きる希望を見出されたのですね。 ホッキョクグマの厳しい大自然の中で強くたくましく生きている姿は、 本当に深く胸に響くものがあって、励まされますね。 私は星野さんの写真と出会って、自分には何ができるのだろうと思い、 私はちょうど写真が趣味だったので、私なりに動物たちの写真を撮って、 私が動物たちから感じたほのぼのと温かい気持ちを、 他の人たちにも伝えていければと思い、それが今、 私にとって生きる上での大きな原動力になっています。 大好きしろくまさんは、大好きしろくまさんなりのアプローチで、 何かを出来ることを、と思われる気持ち、とっても素敵だと思います。 その強い想いがあればきっと、何か意味のあることが必ずできると 私は信じています。 これからもどうぞ、よろしくお願い致します。
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tetsuro-w at 2009-03-31 09:19
HAKUさま
お久しぶりのコメント、ありがとうございます。 そうですね、確かにランキングの上位をキープしていると、 たくさんの方々にアクセスしていただけるチャンスが大きくなるのですが、 一人でも私のブログを楽しみにしていて下さる方がおられれば、 それで十分、価値のあることですよね。 とても有り難いことに、私のブログは素晴らしい常連さんの方々に 温かく支えていただいておりますので、間口を広げることよりも、 アクセスいただく方々との交流を、これからもっともっと 大切にしていきたいと思います。 HAKUさんの言葉は、いつも素晴らしく胸に響きますね。 本当にありがとう。これからもよろしくお願いします。
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tetsuro-w at 2009-03-31 09:25
りりーさま
いつも温かくお支えいただき、ありがとうございます。 星野さんの写真と文章は、今や教科書に掲載されるほどなので、 星野さんの生き方に感銘を受けている人はとても多いと思います。 私はその一人として、私なりの方法で星野さんから教えられたものを、 人に伝えていきたいと思っています。 写真って、確かに時間を掛ければ、ってものではなく、 いかに被写体に対して熱い想いを抱けるかだと思います。 りりーさんの広報カメラマンとしての情熱は、まちがいなく その素晴らしいお写真に反映されていると思いますよ。
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tetsuro-w at 2009-03-31 09:30
kobaさま
いつも温かいお言葉でお支えいただき、 毎日、たっぷり元気をいただいております。 本当にありがとうございます。 私が星野さんの写真に出会って、つらい心をやさしく癒されたように、 私の写真がkobaさんのお心をちょっとでも和ませることができたなら、 それは無上の喜びです。 これからも私らしく頑張って続けていきますので、 どうぞ変わらぬご支援をいただきますよう、よろしくお願い致します。
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tetsuro-w at 2009-03-31 09:44
きゃふさま
温かいお言葉、本当にありがとうございます。 ランキングって、難しいですよね~。 せっかく皆様にご支援いただいて、上位をキープさせていただいてるのに、 撤退するのはかなりモッタイない気がしちゃいましたが、 私の場合、ランキングを維持しようという気持ちが、 ポイントを稼がねばという守りの気持ちとなってしまい、 私自身の表現の幅をだいぶ狭めてしまっていることを実感したので、 思い切って卒業させていただくことにしました。 今はなんというか、とってものびのびした気持ちです。 きゃふさんのブログはとても熱烈なファンの方が多くて、 ランキング上位を常にキープされておられること、 きっと更新のための大きなモチベーションになっていることと思います。 それがきゃふさんにとってプラスに作用しているのならば、 頑張って続けられるべきだと思いますよ。 これから私は、ポイントを気にすることなく、 ますます調子に乗って好き勝手に綴っていきますので(笑)、 これからもご愛読いただければとっても嬉しいです。 どうぞよろしくお願い致します。
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tetsuro-w at 2009-03-31 12:46
まりおままさま
いつも温かいお言葉、ありがとうございます。 私が写真を撮る上において、ただ好きだからというよりも、 しっかり目的を持つことによって、それは生涯の生き甲斐になっていく ように感じています。 キッカケとなった原点は、すごく大きな原動力になってますね。 ランキングは心に余裕を持って楽しむ分には、 モチベーションのアップに繋がるのでとてもいいですよね。 今までそれによって、多くの方々にアクセスいただきましたし、 更新のための大きなエネルギーとさせていただくことができました。 でも一方で、余裕がなくなると大きなプレッシャーにもなりますから、 私の今の現状を考えると、とりあえず卒業して気が楽になったぶん、 正解だったかな~と思います。 今までポチッと温かくご支援いただき、本当にありがとうございました。 これからもどうぞよろしくお願い致します。
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tetsuro-w at 2009-03-31 12:52
macchaさま
私が撮った写真に毎日癒されてるとのお言葉、何より嬉しいです。 本当にありがとうございます。 写真って、それぞれのスタンスで取り組めばいいと思いますし、 何より大切なのは、楽しむことだと思います。 macchaさんのお写真からは、楽しさが思いっきり伝わってきますから、 自己満足だなんてこと、全然ないと思いますよ~。 おお、macchaさん、長野県人さんでしたね~。 それはぜひ、アジサイちゃんに会いに行ってあげて下さいね。 カイくんは、私が出会ったホッキョクグマの中でも、 ピカイチのイケメンですから、ナルシストでも無理ないですね。
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tetsuro-w at 2009-03-31 12:59
愉意さま
星野さんの遺志を引き継ぐだなんて、なんとも恐れ多いことですが、 私なりの方法で、星野さんから教えていただいたものを 多くの方々に伝えていければと思っています。 目標は‘街中の星野道夫’ですね。 星野さんのご生前を、残念ながら私はまったく知りません。 もしその時にすでに心酔していたら、さぞや大ショックだったことでしょう。 星野さんの事故はホッキョクグマではなくて、ヒグマですね。 いずれにせよ誰よりも愛していた動物によって命を落とされたのは、 なにか神がかりな力を感じざるを得ません。
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tetsuro-w at 2009-03-31 13:09
小太郎さま
、 私が動物を撮る上で、一番大切にしていることは、 出会った喜びや感動を写真にこめるということですが、 それは星野さんの写真から学んだことなのです。 これからもその熱い気持ちは、大切にしていきたいですね。 ランキングにつきましては、小太郎さんにもずいぶん 温かくご支援いただきました。 本当にありがとうございました。 これからはランキングなんぞに振り回されることなく、 もっとお気楽なスタンスで楽しんでいきたいと思っています。 これからもどうぞよろしくお願い致します。 せれびんちゃんの撮影会、今度はぜひご一緒させて下さいね。
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tetsuro-w at 2009-03-31 13:22
まーさま
いつも温かいお言葉、ありがとうございます。 私が動物の写真を撮ることに、こんなに夢中になれるのは、 私自身が星野さんの動物写真に心を救っていただいたからであり、 私もそんな真似事がしてみたいって、強い想いがあるからにちがいありません。 私には星野さんほど大それたことはとってもできないけれど、 日々の生活の中で、誰かに私の写真を観ていただいて、 ちょっとでもほのぼのしていただけたら素敵だなぁ~って、 それが今の私の生き甲斐ですね。 これからもそんなスタンスで続けていきたいと思いますので、 どうぞ温かく見守って下さいね。
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